コラムcolumn
2021年08月16日(月)
シナリオ制作会社の代表がコロナで入院した話(1)
Facebookの方では既にご報告させて頂いておりましたが、7月末にコロナ陽性となり、
自宅療養期間を経て入院、その後回復し退院することが出来ました。
現在は味覚に違和感があり、また体力、筋力的に相当落ちていますが、
それ以外は概ね問題ない状態です。
この一連のまとめは、その際(7/24~8/10)の備忘録となります。
自分が入院していた時と現在では既にまた状況が変わりつつあると思いますが、
自宅療養や入院に関して、皆さんの万が一の場合の参考にして頂けますと幸いです。
(シナリオ制作会社やライターとして、という内容ではなく完全にコロナの話になります)。
最初に異常に気付いたのは7/24の朝。明らかに熱があり、手持ちの体温計で測ると38.2度。
コロナを疑ったので、地元(都内です)のコロナ相談センターに連絡を入れましたが、
かかりつけの病院ではコロナ対応が出来ないということで、
近くの検査を行っている病院に紹介状を出して貰いました。
ここの対応は早く、午前中に連絡を入れて昼にはPCR検査してもらえました。
その後、夕方には保健所から連絡があり、
陽性だったたため現状をヒアリングされた上で自宅療養となりました。
なお、感染源や型は結局わかっていません。
仕事は基本的にリモートで、対面の打ち合わせは週に1回程度。
とはいえ外食メインだったので、やはり移動か食事の際の感染の可能性が高いとは思われます。
ここから高熱が続きました(38~40度をいったりきたり)。
ちなみに最初のPCR検査の際には、薬などは処方されていません。
市販の解熱剤を使って熱が下がるまで様子を見て下さいとのことで、
ロキソニンやバファリンを使用。しかしこれも効いたのは最初だけでした。
当初は解熱剤を飲むと落ち着く感じだったのですが、次第に効かなくなり、
39度あたりが平均となっていきました。
ただ、いわゆるコロナの自覚症状である味覚や嗅覚の障害、
呼吸の苦しさなどはなく、ただ高熱だけが丸々1週間続きました。
この間、保健所から放置されていたわけではなく、
コロナ対策フォローアップセンターという部署から連絡があり、
LINE登録と一日二回の状況報告を求められました。
これはLINE上で熱や咳の状態などを対話形式で登録すると、
後ほど再度電話がかかってくるというものです。
ただ、残念ながらスムーズに稼動している感じはなく、
具合が悪くなったときにこちらから電話をかけても繋がることはありませんでした。
(現時点では改善されている可能性もありますが……難しいだろうなと)
また自宅療養となると、保健所から酸素濃度を測るためのパルスオキシメーターと、
食料が送られて来ます。
自分の場合は自宅療養となって3日後に到着。
このパルスオキシメーターが文字通り命綱となります。
ただ現在は配送も遅れているようなので、到着を待つのではなく、
ご自分でひとつ持っておくのをオススメします。
これは無理に数万円もするものではなく、数千円レベルのものでも問題ないようです。
とにかく酸素濃度がわかることが大事。
後述しますが、自覚症状が薄い場合など、なかなか異常には気づけません。
食料も届きましたが、正直、セレクトにかなりの疑問が残ります。
味覚障害をわかりやすくする、常温で保存がきく、といった理由はわかるのですが、
カップ焼きそばやポップコーンなど、食べるのに体力使うようなものばかり……。
これはあくまで自宅療養で回復したけれども外に出られない、という人向けで、
そもそも食欲がないというような場合は宅配や誰か他の人に頼むしかないかなと。
もちろんこのシステム自体はありがたいものだと思うので、改善されていくといいなとは思います。
大抵の人は、この自宅療養期間(1週間から10日)で熱が引いて回復するようです。
ただ、自分の場合はここから悪化ルートに入りました。
悪い可能性は意外と引けるものです……。
(2)に続きます。
日暮