コラムcolumn
2022年10月07日(金)
シナリオ制作会社とコミニュケーション(1)
すみません、久々の更新になってしまいました。
前回、「次回はシナリオライターのコミュニケーション関連の話を」と書いていたので、
その辺のお話しをしていこうと思います。
よく就職活動などで、アピールポイントとして「私はコミュニケーション能力が高く~」とかありますよね。
でも、もしかしたらシナリオライター志望者の方のなかには「コミュニケーション能力が低い、人と会話するのが苦手なので書くだけで良さそうなのでライターを目指している」という方もいるかもしれません。
これは大きな誤りで、シナリオライターにはやはり一定以上のコミュニケーション能力が求められます。
というのも、特にゲームのシナリオは基本的に集団作業であり、自分だけがわかっていれば良い、というものではないからです。
絶対に意見は譲れない、自分だけで書きたいという方は、いわゆる作家さんを目指すべきです(それでも編集さんとの打ち合わせなどは発生すると思いますが……)。
そんなわけで、シナリオの受注の際には必ず打ち合わせが発生します。
ここでどんなシナリオが求められているか、どんな仕様なのかをヒアリングします。
この際、きちんと話が出来ないと、なんだかよくわからないまま、ふわっとした状態で仕事を進めることになり、たいていの場合それは失敗に繋がります。
クライアントが何を意図しているか、自分がすべきことは何かなど、時間がかかってもきちんと整理してから作業にかかることが結果的に一番短期間で終えられるはずです。
これを読んでいる弊社でお仕事をお願いしているライターさんも、打ち合わせで不明な点などありましたらその時点で相談してください! 後の確認や調整の方が大変なことが多いので……よろしくお願いします!
といったところで、次回は打ち合わせの際の細かいテクニックなどをご紹介していければと思います。
(日暮)